
一眼レフ・ミラーレスカメラを買った人の中には、綺麗な夜景を撮ってみたい!という方も多いはず。
しかし、いざ撮ろうと思っても、カメラの設定方法であったり必要な機材がわからない…
本記事はそんな方向けに、綺麗に夜景を撮る方法のコツを3つ紹介します。
手持ちでは難しいので、三脚を使用する。

基本的に夜景の撮影となると、暗い環境の撮影ですよね。
暗い環境ですと、カメラとしてはより多くの光を取り込む必要があるため、シャッタースピードが日中よりも遅くなります。(秒数が長くなります。)
シャッタースピードが長くなると手持ちではブレてしまうため、三脚を使用してブレないようにしましょう!
後述しますがAモード(絞り優先モード)で撮影する場合、手ブレしないようにISOをあげてシャッタースピードを速くする(秒数を短くする)こともできるのですが、ISOを上げるほど、写真により多くのノイズが写りやすくなってしまいます。
夜景を綺麗に撮影したい際は、ISOはできるだけ低くすることでシャッタースピードは遅めにし、手ブレをしないように三脚を使用しましょう!
そうすることで夜でもノイズの少ない写真を撮ることができます。
Aモード(絞り優先モード)を使用する
カメラを始めたての方は、とりあえず撮影モードを「Aモード」にすることで、簡単に夜景を撮影することができます。
AモードのAとは、”Aperture”の略で、「絞り」を意味します。
Aモードとは、自分で設定した絞り値(F値)とISOに合わせて、カメラが自動で適切なシャッタースピードを選んでくれるモードです。

こちらは川崎で撮影した工場夜景写真です。(Aモードで撮りました。)
丸い光の光芒をはっきり見せたかったのでf値は高めの13、ISO 2000で設定したところ、カメラ自動的に7.5秒というシャッタースピードを算出しました。
正直な話、もう少しISOを下げればよりノイズの少ない綺麗な写真が撮れたかもしれませんが、その代わりシャッタースピードが長くなってしまいます。
三脚を使用していたので手ブレの心配はなかったのですが、シンプルに早く写真を撮りたいという思いから、当時の私はISO 2000を選択したのだと思います。(例えば一枚の写真撮るのに15秒とかって結構長いですよね、、)
このように、速く撮りたいからISOを高めに設定するか、時間かかっても良いから少しでもノイズが少ない写真を撮るためにISOを低めに設定するか、その時々の状況によって適切な設定ができるようになるのが大事なのではないかと考えます。
RAWで撮影する
RAW撮影って聞いたことあるでしょうか。反対はJPEG撮って出しとかって言います。
超ざっくり説明すると、RAWで撮影した場合、後で現像という作業が必要となります。
例えばiPhoneで写真を撮った時って、直後にSNSに投稿したり、LINEで友達に送ることができますよね。
それはiPhoneで写真を撮ると、それがそのまま写真データとして保存されるためです。
しかし、RAWファイルは撮影した段階では写真データではなく、生データです。
自分で写真データに仕上げるという作業が必要となります。
もちろん一眼レフやミラーレスカメラでも写真データとして撮影することはできますが、夜景を綺麗に撮影したい場合はRAWで撮影するのが好ましいでしょう。
これだけ読んでもRAWで撮影するメリットがさっぱりだと思うので、それは別の記事で詳しくまとめようと思います。
写真における”RAW”とは?RAW撮影するメリットも解説 をご覧ください!
カメラ始めたての頃は、覚える言葉が多かったり設定がややこしくて難しい部分もあるかと思いますが、できるだけ詳しく、分かりやすいように説明できたらと思います。
ぜひ今回のコツを参考に、試行錯誤を繰り返しながら、綺麗な夜景撮影にチャレンジしてみてください!