自動車ディーラーの営業職は何がきついのか?

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自動車ディーラの営業って、一般的にはきつい仕事であると言われてますよね。

ただ具体的に何がきついのかって、よく知らない方も多いかと思います。

今回は、実際に1年半ほど自動車ディーラーの営業として働いた私だからこそ言える、この仕事のきつさについて書いてみようと思います!

今後、車の営業をやってみたい!という方々の参考になれば幸いです。

また個人的な感想満載の内容となっておりますので、その点もご理解の上お読みいただけますと幸いです。

ノルマに追われる

これは多くの方が真っ先に思い浮かぶ、営業職のきつさの1つであるでしょう。

車を販売するのがメインの仕事なので、毎月、販売台数のノルマが課されます。

例えば、月に5台の車を販売する。

このノルマを達成していれば、基本的には上司から何か言われることはないですし、

多少のミスをしたとしても、そんなに激しく怒られることもないです。

しかし、ノルマを達成していないとどうなるでしょう。

店長からの当たりが強くなったり、なぜそんなに車が売れないのか、詰められることもあります。

基本的に、販売台数は店長の機嫌のバロメーターになっています。

よく売れていれば機嫌は良くなりますし、売れてなければ悪くなります。

自動車ディーラーの店長は単純な生き物なのです(笑)

ノルマは車の販売台数だけではない

ここまでの話は、なんとなく皆さんイメージは持っていたかと思います。

個人的には、ここからがさらにきついポイントです。

実は、ノルマが課されるのは車の販売台数だけではないのです。

自動車保険の契約件数、JAFの加入件数、月ごとの車検台数、点検台数、さらに最近では、新車を納車した際のアプリの加入率まで見られています。

なんでJAFまで自分たちで営業せなあかんねんかと思います(笑)

車検に関しては営業にもよりますが、平均しておおよそ月20件は全件決着が付くまで電話します。

自動車販売だけでも大変なのに、これらのノルマもこなさないとなると、なかなか大変です。

私は、仕事は適度に手を抜いて、頑張りすぎたくないタイプの人間なので、こういうノルマを課される仕事は

きついと感じてしまいますね。

自分がやりたいことに対して、目標を立ててそれに向かって行動するのは良いと思うんですけど、ノルマは会社からやらされてる感満載です(笑)

まあ、ノルマを課される仕事は嫌だと分かったこと自体が、この仕事をして得られた収穫であると言えますかね!

お客さんに怒られる

この仕事をしていると、どうしてもお客さんに怒られてしまう場面に遭遇します。

連絡が遅いとか、見積もりの計算ミスをしてしまったとか。

怒られる理由は様々です。

「あなたみたいな人に車を任せるのは不安だから、担当を変えてくれ」と言われることも、、(自分のせいの時もありますけど(笑))

そのように言われた時に厄介なのが、店長にも怒られることです。

お客さんを怒らせてしまうと店長は、「お前のせいでお客さんを怒らせた」と大体言います。

お客さんを怒らせると、大体セットで店長にも怒られるのがこの仕事のつらいところです。

定時で帰れない

ディーラーの営業として仕事をすると、定時で帰れることはほぼ100%ありません

私の働いているディーラーは18:00が定時なのですが、実際この時間ぴったりに帰れたことは一度もありません。

そもそもこの18:00は、ショールームを閉じる時間を指しています。

ショールームを閉じた後は、車やショールームの片づけをします。

その時点で、18:00ぴったりに帰れることは物理的にあり得ないんです。

さらに時によっては、18:00以降も点検作業が入っている場合があるため、定時以降もお客さんがショールームにいることだってざらにあります。(むしろほとんどの日がそうです。)

平日は仕事があるため、19:00頃に車を引き取りに来たいというお客さんもいます。

そういったお客さんに柔軟に対応しようとすると、18:00にショールームを閉めることはできません。

よって、定時で帰れることは絶対にありえません(笑)

さて、お客さんもいなくなってショールームの片づけも終わったら帰れると思っているそこのあなた!

なに帰ろうとしてるんですか?

先ほども言った通り、営業にはノルマがあります。

定時以降は、点検や新車の呼び込みが始まります。(お客さんも日中は仕事をしているので、電話がつながるのは大体夕方以降なんですよね)

こういった理由からディーラの営業マンは定時には帰れないです。

私は大体毎日早くても8時過ぎには帰っています。

仕事に変化がない

ディーラーの営業のメインの仕事は車を売ることです。

これは今後もずっと変わることはありません。

毎月、毎年、同じことを繰り返さないといけないのがこの仕事のきついところです。

数年に1度は新型車が出るため、販売する商品は定期的に変わっていきますが、営業としてやることは何も変わりません

他の会社であれば、部署異動を経て、多少なりとも様々な業務を経験することも可能でありますが、営業である以上、辞めるまで車を売り続けることになります。(店長に昇格すれば話は別ですが)

20年近く営業として働いている先輩が、「異動がある仕事が本当にうらやましい」と言っていました。

さすがに毎月同じことを20年近くやっていれば、飽きは来るでしょう。

人によっては、これはかなりきついのではないでしょうか。

まとめ

今までディーラーで働いてきて、このあたりが多くの人がきついんじゃないかな~と思うポイントです。

正直なところ、ディーラーのきつさに嫌気がさして、辞めたいと思っている方も多いはず。

そう思ったときは、きっぱり新しい仕事を探すのもアリですね。