本日は写真を絵画風にレタッチしてみましたので、解説したいと思います。
現像ソフトはLightroomを使っていますので、お持ちの方はぜひ参考にしてみてください!
題材写真
今回はこの写真をレタッチしていきます。

多摩湖で撮影した写真です。
レタッチする際は、RAWファイルの使用をおススメします。
幅広く編集することが可能だからです。
RAWについてはこちらの記事をご覧ください。
コントラストを全体的に下げる

まず初めに写真全体のコントラストを下げます。
コントラストを下げることで、明暗差をなくしていきます。
今回の写真では、
- コントラスト -100
- シャドウ +33
- 黒レベル +33
としました。
シャドウ、黒レベルを上げているのは、写真の暗い部分を明るくするためです。
その結果が以下の通り。


全体的に均一な明るさになりました。
次に、色の調整をしていきます。
彩度の調整をする
このままだと色味がない写真ですので、彩度・自然な彩度を上げます。
今回は
- 彩度 +36
- 自然な彩度 +36
あくまで参考値ですので、好みに合わせて調整しちゃいましょう!


色が鮮やかになって、いい感じになってきました。
もう少し、調整を加えます。
ブルーの色相をシフトする
色相をシフトする=色味を変える と考えればokです。

LightroomではHSL/カラータブで、各色の色相、彩度、輝度をスライダーで変更できます。
ブルーの場合、色相を下げることでよりグリーンに、上げることでパープルに近づきます。
今回はグリーン寄りにしたいため、-19としました。
結果はこんな感じです。


空と水面の青色が緑かかったような色になりました。
色味は大体これでokです。
次はかすみの除去、明瞭度をいじってより絵みたいにしていきます。
かすみの除去、明瞭度を調整する
ここまで来たらほぼほぼ完成です。
かすみの除去、明瞭度の2項目を調整します。
今回は、
- かすみの除去 +36
- 明瞭度 -63
としました。
かすみの除去を上げることで、もやがかかったような状態を解消しつつ、
明瞭度を下げることで、写真全体のぼんやりさを追加しました。(くっきりしすぎないようにする)
これで完成です!
レタッチ前後の比較を見てみましょう。


こうして比べてみると、まったく違う写真ですね(笑)
レタッチしすぎるのが良くないという風潮もあるみたいですが、これはこれでアリなんじゃないですかね!
私もまだまだですが、まずはいろんな人のまねっこするのも全然アリだと思います。
今回の例を参考に、絵画風レタッチにぜひチャレンジしてみてください!